2006年04月16日

コクーン歌舞伎 『東海道四谷怪談』

ポスター  のぼり


四世 鶴屋南北・作
『東海道四谷怪談』(南番)

演出・美術: 串田和美
   出演: 中村勘三郎、中村橋之助、中村七之助、笹野高史 ほか


歌舞伎座では何度も見ているが、
このBunkamuraシアターコクーンでやるコクーン歌舞伎は
すでに12回目となっているのに今まで見たことが無かった。
今回は第1回コクーン歌舞伎と同じ演目、『東海道四谷怪談』。

恥ずかしながら、四谷怪談という話はちゃんと知らなかった。
お岩さんがでてきて「うらめしや〜」と言うのかしら、って程度。
どうして顔や髪がそんなことになっちゃったのかとかもよく知らない。
今回よーくわかったのでその点でも良かった。

勘三郎はお岩、小平、与茂七の3役。
お岩さんの夫、民谷伊右衛門ってのは、
もともとけっこう酷いやつなのだが、いやいやほんとに悪い奴だね〜。
それを橋之助が演じている。
(ホントは「田宮」なんだろうけど、
 歌舞伎は実名禁止らしいのでちょっと文字ったりしています。
 例えば忠臣蔵の大石内蔵助→大星由良之助って具合。
 だから今回も「田宮」→「民谷」になってるのだそうだ。)


(筋は書くと長いので省略(^^;)

砂村隠亡堀の場
化けて出るお岩さん、神出鬼没。女の恨みは怖いねぇ。


シアターコクーンの1階席の前半分の椅子を取っ払い、
座布団を敷いた平場での鑑賞となった。
通路際の2席で見ていたのだが、
花道代わりに通路を通るので、役者を間近でみることができた。
また、平場の席を横切ったりもして(^^;
一番驚いたのは、後半、お岩の怨念が伊右衛門を追い詰めていく場面で
通路の床板を突き破って、下からお岩が飛び出してきたのだ。
私たちの席からは2列ほど後ろだったが、
振り返るとそこにお岩の後姿があるんだからびっくり。
飛び出してきたお岩のすぐ横にいた観客はギャーっと叫ばずにいられません。
で、お岩さん、伊右衛門の仲間を引きずりこんで殺してしまいました。
こわ…。

他にも鼠がたくさん現れたり、
客席に潜んでいた追い詰められる側の役者が突然叫んで出てきたり
壁にとりつけてあった大きな提灯が燃えて、
燃え尽きたところからお岩が飛び出して宙を漂っていくとか
びっくりする仕掛けがたくさん。

舞台には水を張った池だかお堀だかが用意されていた。
終盤、水に飛び込むシーンもあるものだから、
幕間に笹野高史と七之助が出てきて、
防水のためにカッパやシートを前5列ほどに渡して、そのことを説明。
「捕手がタタタタッと来て、クルッと宙返りしたら、
 ドボンと飛び込みますから、そのときにシートでパッと避けて」
ですって。
最前列のど真ん中の男の人は、MYカッパ持参で来てました。すげ。

で、その場面になるとこっちもドキドキ。
伊右衛門を捉えようとする、たくさんの捕手を相手に立ち回り。
ひとり、またひとりとクルッ、ドボン、バシャーッ。
すごーい。ほんとに水飛沫が飛んでるし、かかってるし。

伊右衛門(橋之助)VS与茂七(勘三郎)の一騎打ちとなったときも、
二人とも水に飛び込むわ、
腰ぐらいまである水のなかで立ち回るから刀を振るうたびに
水がまた飛ぶわで大興奮。
最後まで楽しめて拍手が鳴り止みませんでした。

劇場内

普段は飲食禁止の劇場内も、今回は歌舞伎だからか、
席で飲食していいってなってた。
お弁当を買って、ビールを片手に席に着いたが
座布団の平場。スペースが狭い。物を置く場所がない!
脱いだ靴、上着、バッグ、お弁当、パンフレット。
ましてやコップを倒したら回りに迷惑がかかるし
足の置き場も困るし、いろいろ大変。
ビールのんだからトイレ行きたくなったけど、
開演から休憩まで2時間ノンストップ。
休憩になった途端に、靴を履いてたくさんのひとがトイレにダッシュ。
私もそのひとりでした(^^;
そんなことを含め、いつもと違う座布団席は面白かった。
舞台もすごく近いしよーく見えた。

平場席13000円でちょっと高かったけど、大満足♪
posted by もとり at 23:54| 東京 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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